ドイツのテクノロジー系情報サイトHardwareluxxは、NVIDIAがBlackwell GPUを発表したGTC 2024において、Samsungが自社ブースにおいて、GDDR7メモリを展示している事を報告している。
Samsungの展示からは以下の情報が読み取れる:
- 容量:16Gbit
- スピード: 32Gbps
- 電圧:1.1v
- 省電力:電力効率が20%向上
- 低発熱:熱抵抗の70%の減少
同サイトによると、28Gbpsモジュールは、NVIDIAのハイエンドGPUで使用されている既存のGDDR6Xモジュールと比較して、帯域幅が17%改善され、32Gbpsチップは最終的にこの数字を33%まで高めるという。だが、歩留まりとコストあたりの全体的なパフォーマンスを向上させるために、初期には28Gbpsに落ち着く可能性もありそうだ。
JEDECは最近、GDDR7メモリの仕様を発表したが、GDDR7では、GDDR6の2倍の帯域幅を提供し、デバイスあたり最大192GB/sを実現する。
NVIDIAがRTX 50シリーズにSamsung製モジュールを採用するかどうかはまだ不明であるため、AMDとNVIDIAの両社が次世代GPUを発表する際にはどの製品が採用されるのか注目だ。過去、NVIDIAはハイエンドカードにMicronのGDDR6Xチップを独占的に使用しており、Micronは今年後半に32Gb/秒モジュールを市場に投入すると発表している。Samsungが先鞭をつけたことで、MicronとSK hynixがすぐに詳細情報を発表してくれることを期待したい。
Source
- HarswareLuxx: GDDR7 soll mit 28 und 32 GBit/s starten
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