Appleが、現行のStudio Displayの後継モデルとして、ミニLEDバックライトを搭載した新型Studio Displayを2025年後半から2026年初頭に発売する可能性があると報じられている。
ミニLED採用で画質が大幅向上
ディスプレイ業界の著名アナリスト、Ross Young氏と、Bloombergの著名ジャーナリスト、Mark Gurman氏という2つの信頼できる情報源が、Appleが新型Studio Displayを開発中であると報じている。Ross Young氏は、発売時期は2025年後半と予測されると述べており、Mark Gurman氏も2026年までに登場する可能性を示唆しており、両者の情報はおおむね一致する。
新型Studio Displayは、現行モデルと同じ27インチサイズを維持しつつ、ディスプレイ技術を大幅に進化させると見られている。最大の変更点は、バックライトにミニLEDを採用することだ。パネルはLG Display製IPS、ミニLEDはEpistar製と予想される。
ミニLED搭載による画質向上:MacBook Pro、Pro Display XDRとの比較
ミニLEDバックライトの採用は、画質にどのような影響を与えるのだろうか。
現行のStudio Displayは、最大輝度600ニトのLEDバックライトを搭載する。一方、ミニLEDバックライトを搭載するMacBook ProやPro Display XDRは、全画面輝度1,000ニト、HDRピーク輝度1,600ニトという非常に高い輝度を実現している。噂されるミニLED搭載のStudio Display 2も同様の輝度性能を持つ可能性が高いであろう。
また、ミニLEDバックライトは、ローカルディミングと呼ばれる技術によってコントラスト比を大幅に向上させることができる。数千ものミニLEDを独立して制御することで、暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るく表示することが可能になる。これにより、現行Studio Displayよりもさらにダイナミックで、メリハリのある映像体験が期待できる。
ただし、現時点ではリフレッシュレートが60Hzから向上するかどうかは不明だ。とはいえ、その価格を考えればProMotionテクノロジー搭載も期待されるところであり、今後の情報に注目が集まる。
2022年モデルからの進化
現行のApple Studio Displayは、2022年3月に発表された。5,120 x 2,880の解像度、60Hzのリフレッシュレート、Thunderbolt 3接続、最大96Wの充電機能を備えている。また、12MPのウェブカメラ、6つのドライバーを備えた高品質スピーカー、”Hey Siri”をサポートするマイク、オールアルミニウムシャーシも特徴だ。
デザインやその他の機能がどうなるのかは不明だが、Thunderbolt 4への対応なども期待したいところだ。
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