サイエンス
ペロブスカイト太陽電池、量産化へ最後の壁を突破か?住友重機械が「200倍速・コスト200分の1」の革新技術RPD法を発表
次世代エネルギーの本命と目される「ペロブスカイト太陽電池」。その高い潜在能力とは裏腹に、量産化への道のりには常に「製造コスト」と「熱に弱い」という二つの大きな壁が立ちはだかってきた。しかし、その膠着状態を打ち破る可能性を […]
別名: SHI, Sumitomo Heavy Industries
住友重機械工業株式会社(SHI)は、日本の大手総合重機械メーカーである。同社は長年培ってきたプラズマ制御技術を応用し、ペロブスカイト太陽電池の製造における最大のボトルネックであった電子輸送層(ETL)の成膜プロセスにおいて、独自の「反応性プラズマ蒸着法(RPD法)」を用いた新技術を開発した。この技術は、従来の手法と比較して成膜速度を200倍以上に高め、コストを200分の1以下に削減できる可能性を秘めている。もともと有機ELパネル向けの透明導電膜成膜装置などで実績があり、その知見を次世代エネルギー分野へと展開することで、日本のカーボンニュートラル社会の実現に向けた技術的基盤を支える役割が期待されている。