
テクノロジー
超伝導体と特殊合金の製造を支えるゼノタイム鉱石がアイダホ州の山地で注目される理由
米アイダホ州の探査で、重希土類を高濃度に含むゼノタイム鉱床が確認された。中国による輸出規制で供給リスクが高まる中、地表付近から高品位なイットリウム等を回収できるこのプロジェクトは、北米における戦略物資の自給基盤として大きな期待を集めている。
別名: Yttrium
イットリウムは原子番号39の希土類元素で、現代のハイテク製品に欠かせない多才な材料である。テレビやスマートフォンのディスプレイ、LED照明の赤色蛍光体として広く普及しているほか、YAGレーザーの基材としても有名である。また、高温超伝導材料の構成元素や、セラミックスの強化剤、カメラレンズの屈折率調整剤としても利用される。防衛産業ではレーダー技術やミサイル誘導装置にも使われており、産業・軍事の両面で極めて高い戦略的価値を持つ。

米アイダホ州の探査で、重希土類を高濃度に含むゼノタイム鉱床が確認された。中国による輸出規制で供給リスクが高まる中、地表付近から高品位なイットリウム等を回収できるこのプロジェクトは、北米における戦略物資の自給基盤として大きな期待を集めている。

米中間の貿易摩擦が再び激化している。米国Trump政権による中国製品への追加関税措置に対し、中国政府は米国からの全輸入品に対する34%の報復関税と、ハイテク産業に不可欠なレアアース(希土類)7種の対米輸出規制を発表した。 […]