サイエンス
量子コンピュータはついに実用段階へ。世界で初めて「論理量子ビット」が物理モデルの限界を突破
Pasqalの研究チームは、量子カーネル法を用いて微分方程式を解く実験を行い、論理量子ビットが物理量子ビットに比べて計算エラーを平均50%以上削減することを世界で初めて実証した。これは、量子コンピュータがノイズの課題を克服し、実用的な誤り耐性量子計算時代へ移行するための重要な一歩となる。中性原子量子プロセッサの動的再構成能力が、エラー訂正のジレンマを解決する鍵となったのだ。
別名: Neutral Atom Quantum Processor
真空中に浮かべた中性原子(ルビジウムなど)を「光のピンセット」と呼ばれるレーザー光で捕捉・制御する量子コンピュータの方式。原子を物理的に移動させる「シャトリング」が可能であり、量子ビット間の接続を動的に再構成できる点が大きな特徴。超伝導方式のような固定配線の制約がなく、クロストークの抑制や大規模な量子エラー訂正の実装において高いポテンシャルを有している。