サイエンス
ハッカーが盗めない「光の指紋」。IoTの弱点を根本から消滅させる次世代のレーザー認証技術
KAUSTの研究チームは、レーザーが生む予測不可能なカオス現象とAIを組み合わせた、次世代の光認証システムを開発した。物理的な鍵をメモリに保存せず、認証の瞬間にのみ「光の指紋」を生成して消滅させることで、量子計算機や物理的攻撃にも耐えうる。
別名: QKD
量子鍵配送(QKD)は、量子力学の原理(観測すると状態が変化する性質など)を利用して、二者間で安全に暗号鍵を共有するための技術である。通信経路上で第三者が盗聴を試みると必ず検知されるため、理論上、絶対に安全な鍵交換が可能となる。本記事では、通信経路を保護するQKDに対し、通信の末端(デバイス自体)の正当性を保証する技術としてフォトニックPUFが補完的な役割を果たすことが述べられている。