
サイエンス
ビッグバンの“前”に何が起こったのか?「数値相対論」がスパコンによる“宇宙創成前”のシミュレーションを可能にするかも知れない
「宇宙の始まりがビッグバンならば、その前には一体何があったのか?」 この問いは長らく、科学の領域を超えた、哲学や宗教が扱うべきテーマだと考えられてきた。かのStephen Hawkingでさえ、宇宙の始まりには「境界がな […]
別名: Cosmic Inflation, インフレーション理論
宇宙誕生から約10のマイナス36乗秒後という極めて初期の段階で、宇宙が指数関数的な急膨張を遂げたとする理論。この膨張により、宇宙の平坦性や一様性が説明されるとともに、現在の銀河などの構造の種となる密度ゆらぎが形成されたとされる。現代宇宙論の標準的なモデルの一部だが、インフレーションがどのように始まったかという初期条件については未解明な点が多く、数値相対論を用いた非対称な初期状態からのシミュレーションによる検証が期待されている。