サイエンス
熱力学の常識を覆す「準安定材料」がEVバッテリーと未来社会を変革する
熱すれば縮み、押しつぶせば膨らむ。そんな物理法則に逆らうかのような物質が存在するとしたら、信じられるだろうか。シカゴ大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、我々の常識を覆すような、まさに「逆さま」の振る舞い […]
別名: Metastable state
準安定状態とは、熱力学的に最も安定な「基底状態」ではないものの、外部からの刺激がない限りその状態を維持し続けることができる、局所的な安定状態を指します。ダイヤモンド(炭素の準安定相)がその代表例です。この状態にある物質は、熱や圧力、電圧などの外部エネルギーを加えることで、別の構造へと相転移する性質を持ちます。この性質を制御することで、材料の機能を劇的に変化させたり、劣化した構造をリセットしたりすることが可能になります。