サイエンス
見えない量子の干渉を「水槽の波」で可視化。OISTが暴いた空間全体のトポロジー
アハラノフ・ボーム効果は、電子が直接触れていない磁場の影響を遠隔で受け、その波としての性質を変化させる量子現象である。OISTなどの国際共同研究チームは、水槽の定在波実験により、この不可視の量子現象が空間全体に波及する「節線」として可視化されることを発見した。
別名: AB効果, アハラノフ・ボーム効果
1959年にヤキール・アハラノフとデヴィッド・ボームによって予言された現象。磁場を閉じ込めたソレノイドの外側を通過する電子が、磁場そのものには触れていないにもかかわらず、ベクトルポテンシャルの影響で波の位相にズレが生じる。古典物理学の常識を覆す非局所的な量子効果として知られる。