サイエンス
Western Digital、Microsoftと共同でHDDからレアアースを再生する画期的リサイクル技術を実用化:脱中国依存を加速
Western Digital (WD) は、Microsoftおよびリサイクル技術パートナーと協力し、使用済みハードディスクドライブ (HDD) からレアアース (希土類元素) を高効率で回収する大規模なリサイクルプロ […]
別名: Acid-Free Dissolution, ADR
酸フリー溶解(Acid-Free Dissolution: ADR)は、Critical Materials Recycling (CMR) 社が開発し特許を取得した、レアアース(希土類元素)の革新的な抽出技術である。従来の湿式製錬法で一般的に使用される硫酸や塩酸などの強力な酸、あるいは高温・高圧の環境を必要とせず、特殊な銅(II)塩水溶液を利用して、混合物の中からレアアースを選択的に浸出させる。このプロセスにより、HDDの破片のようなレアアース含有率が低い(約1wt%程度)原料からでも、純度99.5%以上のレアアース酸化物を効率的に回収できる。環境への有害物質の排出を抑え、エネルギー消費を低減できるほか、作業環境の安全性向上にも寄与する。データセンターの廃棄HDD対策だけでなく、将来的なEVモーターや風力発電機の磁石リサイクルにおける基幹技術として注目されている。