サイエンス
未来のコンピュータは磁石で動く? MIT、シリコンの限界を破る革命的“磁性トランジスタ”開発:性能10倍でエレクトロニクス新時代へ
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、エレクトロニクス分野の長年の課題であった「シリコンの限界」を打ち破る可能性を秘めた、画期的な磁性トランジスタを開発した。クロム硫黄臭化物(CrSBr)という特殊な2次元材 […]
別名: Magnetic Transistor
磁性トランジスタは、従来のシリコン半導体が電子の電荷(プラス・マイナス)の移動でオン・オフを切り替えるのに対し、電子の持つ磁石のような性質である「スピン」を利用する次世代の電子素子である。理論上、電荷の移動を伴わないため、従来のトランジスタよりも極めて低い消費電力で動作し、発熱も抑えられる。また、電源を切っても磁気状態が保持されるため、演算機能と記憶機能を同一素子内で実現できる「メモリ内蔵型」の特性を持つ。