テクノロジー
肥大するポスト量子暗号を64バイトに圧縮するGoogleの奇策:MTC(Merkle Tree Certificates)が切り拓く次世代Webトラスト構造
量子コンピューターの実用化が現実味を帯びる中、現在のインターネット通信の根幹をなす公開鍵暗号(RSAや楕円曲線暗号)の脆弱性が指摘されて久しい。「Shorのアルゴリズム」が実用的な規模で稼働すれば、素因数分解や離散対数問 […]
別名: Merkle Tree, ハッシュ木
マークルツリー(ハッシュ木)は、コンピューターサイエンスにおけるデータ構造の一種で、各リーフノードにデータブロックのハッシュを配置し、親ノードにはその子ノードのハッシュを結合した値を配置していく二分木構造である。最上位のルートハッシュ(ツリーヘッド)を確認するだけで、ツリーに含まれる膨大なデータが改ざんされていないかを数学的に保証できる。ブロックチェーンやGit、P2Pネットワークなどで広く利用されており、特定のデータがツリー内に存在することを示す「包含証明(Proof of Inclusion)」を、データ全体を参照することなく対数オーダーの極めて小さなデータ量で提供できる点が最大の特徴である。