サイエンス
IonQのWalking Cat設計、2514物理量子ビットで見えた耐故障化の条件
IonQの研究者らが、イオントラップ方式の耐故障量子コンピュータに向けた「Walking Cat」アーキテクチャを発表した。この設計図は、量子LDPC符号とイオン輸送を組み合わせ、110論理量子ビットで1日あたり約100万個のTゲートを実行するために2514物理量子ビットが必要だと見積もっている。これは実機の実証ではなく、耐故障化に必要な物理性能や制御系を網羅した詳細な設計案である。
別名: Quantum Charge-Coupled Device
QCCD(Quantum Charge-Coupled Device)は、トラップイオン量子コンピュータをスケーリングするためのアーキテクチャです。チップ上に複数の「ゾーン」(演算、メモリ、読み出しなど)を設け、電極制御によってイオンを物理的に移動させることで、必要な量子ビット同士を対面させて演算を行います。これにより、固定された配線に縛られず、大規模な量子プロセッサ内での高い接続性を確保します。