サイエンス
AIの限界を突破した人間の直感。超伝導体探索のルールを変える「ホモロガス系列」とは
アルゴンヌ国立研究所とノースウェスタン大学の共同研究チームは、AIが苦手とする未知の結晶構造設計に挑戦し、人間の直感と深い化学的理解に基づいた「合成の科学」を実証した。彼らは、単一の化学式内で原子のパズルを組み替えることで、規則的に連なる10種類の全く新しい結晶構造を持つホモロガス系列を連続的に生み出すことに成功した。この成果は、次世代材料開発を飛躍的に加速させる道標となるだろう。
アルゴンヌ国立研究所に所属する若手研究者。バリウム、アンチモン、硫黄、テルルを用いた化合物の合成実験において、同一の組成比から10種類もの異なる結晶構造(ホモロガス系列)が出現することを発見し、その実証において中心的な役割を担った。