サイエンス
髪の毛にしか見えない脳波モニタリング装置の開発に成功
長時間の脳波(EEG)モニタリングは、てんかんや睡眠障害、脳損傷などの診断に不可欠である。しかし、従来の電極は装着感や見た目の問題、さらには測定精度にも課題を抱えていた。この状況を一変させる可能性を秘めた革新的な技術が、 […]
別名: Hairlike electrodes
ヘアライク電極は、ペンシルバニア州立大学の研究チームが開発した、人間の髪の毛に酷似した外観と特性を持つ革新的な脳波(EEG)測定デバイスである。高度な3Dプリンティング技術(ダイレクトインクライティング)を用いて製造され、導電性ハイドロゲルと特殊なバイオアドヒーシブ(生体接着剤)で構成されている。従来の電極で必須だった導電性ゲルの塗布や皮膚の下準備を必要とせず、頭皮に直接貼り付けるだけで強力に接着し、汗や水濡れ環境下でも安定した信号取得が可能。装着時の違和感や見た目の抵抗感が極めて少なく、医療診断から消費者向けウェルネス、BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)まで幅広い応用が期待されている。