サイエンス
全固体電池の界面構造を変革する「メカノケミカル反応」の発見:高速混合がもたらすエネルギー密度のブレイクスルー
アルゴンヌ国立研究所の研究チームは、全固体電池の課題である固体界面抵抗を、精密なナノコーティングや外部圧力に依存せず、機械的撹拌によるメカノケミカル反応で解決した。この手法により、ハロゲン化物が界面に自己組織化して安定したイオン伝導パスを形成し、室温で450サイクル後も80%以上の容量を維持する画期的な性能向上を達成した。
別名: Halide Segregation
材料内部に含まれる塩素や臭素などのハロゲン元素が、外部刺激(本記事では高速混合)によって界面などの特定の領域に濃縮・分離する現象。本研究ではこれが理想的なイオン伝導パスを形成することが発見された。