Samsungは、ここ数年自社設計の「Exynos」チップであまり良い評判を得られてこなかった。一時は同社のフラッグシップスマートフォンモデルに採用する事すらなくなり、Samsungは自社開発を諦めたのかと思われたが、最新のGalaxy S24モデルでは再びExynos 2400が復活し、その評判も悪い物ではなかった。このExynos 2400の高評価に寄与したのがAMDのGPUであるが、SamsungはGalaxy S26世代ではAMDとの関係を絶ち、自社製GPUを採用する可能性があると言う噂が出てきている。
ドリームチームによるSamsung独自のGPU開発が進められている?
信頼できる情報を提供することで知られるRoland Quandt氏の報告によると、Samsungが現在開発している、型番「S5E9955」とされる、次世代Exynos2500(仮称)チップではAMD RDNAベースのGPUを搭載しているが、その次となる、Galaxy S26向けにSamsungが開発している自社製スマートフォン・プロセッサーでは、自社製GPUを搭載すると伝えられている。
SamsungのXclipse GPUはAMDと共同で開発され、既存のExynos 2200とExynos 2400に搭載されている。しかし2026年、SamsungはGPU戦略で新たな一歩を踏み出し、2026年のフラッグシップに独自のGPUを搭載して出荷するかもしれない。Samsungは、Exynos 2400 SoCがそこそこの成功を収めた後、Galaxyフラッグシップ・デバイス専用にカスタム・グラフィックス・プロセッシング・ユニットを開発していると噂されている。
Samsungは、Galaxy S25向けにかなり強力で効率的なプロセッサを製造していると報じられている。Samsungの第2世代3nm製造プロセス(SF3)を使用して製造されるこの新たなプロセッサは、噂では、Samsungが新しい名前を使い、Exynosブランドを廃止する可能性さえあるほど、以前のチップと比較して大幅に改善される言われている。
同社は、システムLSIチームと共同開発や最適化に取り組むため、1,000人以上のエンジニアからなるドリームチームを立ち上げたことも以前報じられた。同社が目標を達成できれば、大きな話題となる事だろう。また、あまり受注を獲得できていないファウンドリ部門にとっても大きな宣伝になる可能性がある。
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