本日、AppleはiOS/iPadOS 18の開発者向けベータ版第3弾をリリースした。前回の第2弾ベータ版で見られたバグなどの不具合修正がメインではあるが、デザイン上の変更やUIの変更など、その他にも細かな変更点がいくつか見られる。
ダークモード対応アイコンの自動生成
デザイン上の大きな変更点としては、ホーム画面の全てのアイコンを自動的にダークモードアイコンに変更してくれる機能が実装された。これは、アプリ側で対応していない物にも適用される物で、簡単に変更が行える。
これは何らかの機械学習による画像分離技術を利用しているようだが、上記の画像のように、ダークモードに設定すると、白がグレーに反転したり、Adobe Scanのように、水色が黒に反転してダークモードアイコンを実現している。
この機能を試す手順は以下の通りだ:
- ホーム画面を長押しする
- 左上の「編集」をタップ
- 「カスタマイズ」をタップ
- 「ダーク」または「自動」を選択し、ダークモードを有効にする
ちなみに、全てのアイコンに適用されるわけではないようで、一部はMicrosoftアプリのOneDriveのようにアイコン全体を暗くすることで再現する物もある。
懐中電灯機能が強化
これまでのiPhoneでは、懐中電灯機能は明るさレベルを4段階に切り替えることしか出来なかったが、iOS 18からはダイナミックアイランドを搭載したiPhone(iPhone 15シリーズ、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max)において、照射範囲や距離をインタラクティブなUIを使って変更出来るようになった。今回のベータ3においてかなり洗練されたデザインとなっている。
懐中電灯をオンにして、ダイナミックアイランドをタップすると新しい懐中電灯UIが現れるので、左右にスワイプして照射範囲を調整したり、上下にスワイプすることで照射距離(明るさ)を調整することが可能だ。
色が変化するダイナミック壁紙
iOS 18のデフォルト壁紙の「ダイナミック」バージョンが登場した。 これまでのベータ版では壁紙に4つのカラーバリエーション(とダークモード対応)があったが、この新しいダイナミックバージョンは時間の経過とともに色が変化するようだ。
Appleは7月中にパブリックベータ版をリリースすると発表していたが、今回のリリースタイミングを考えると2週間後の7月22日くらいが考えられそうだ。iOS 18の正式リリースは今年の秋になる予定だが、話題のApple Intelligence機能については2025年になるまでベータ版の提供も開始されないようだ。
Sources
- 9to5Mac: iOS 18 beta 3: Here’s everything new
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