Appleは先日長年研究を続けてきた自動車開発プロジェクトを中止したことが報じられたが、iPhoneに続く次の大きなビジネスの模索は続いている。新たな報道に基づく同社の野望が実現すれば、遠い将来、リンゴマークが付いたロボットが家の中で人間に変わって家事をこなしてくれるかもしれない。
Bloombergは、匿名の情報筋の話として、Appleが家庭用ロボットの初期研究を始めたと報じている。同紙によれば、Appleのロボットは、家の中で人々の後をついて回るペットのようなロボットというアイデアに基づいて開発が進められているという。また、それとは別に、ロボット型の可動式ディスプレイを備えた新しいテーブルトップ型デバイスも開発されているという。このディスプレイは、FaceTimeセッション中の人間の動きを模倣することができる。
レポートによると、この初期の研究は現在、Appleのハードウェア・チームとAIチームが担当しているという。ただし、これはまだ開発の初期段階であるため、この研究が中止される可能性も十分にある。
このプロジェクトは、Appleが2024年の早い時期に独自の電気自動車を製造する開発を静かに中止した後に立ち上がったようだ。中止された自動車開発プロジェクトは、Appleが公式にその存在を確認することは一度もなかったものの、何年も前から進められ、様々な噂や憶測が流れていた。噂によると、この自動車チームは、完全な自律走行車の開発を模索していたが、その後従来型のドライバーベースの運転支援機能に軸足を移し、より単純な電気自動車への移行を含めて開発が進められたが、結局キャンセルされた。この開発の間には多くの問題を経験したという。
自動車開発プロジェクトは中止されたが、Appleの野心的なロボットプロジェクトは、これまでの自律走行システム開発の経験が活かせるかも知れない。
自動運転車もロボットも、Appleが推進する人工知能に大きく依存している。そして、Appleが開発が進めているというAIは、来るWWDCにおいて、ついにその全貌が明らかになることだろう。
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