サイエンス
中国CAS、世界初を謳うデュアルコア中性原子量子コンピュータ「Hanyuan-2」を発表
中国科学院傘下のCAS Cold Atom Technologyが、世界初を謳うデュアルコア中性原子量子コンピュータ「Hanyuan-2」を発表した。このシステムは、2つの独立したコアで計算とエラー訂正を並列処理し、低消費電力と室温稼働を実現することで、量子コンピュータの実用化を加速させる可能性を秘めている。
別名: 中科酷原
CAS Cold Atom Technology(中科酷原)は、中国科学院(CAS)精密測定科学技術革新研究院の研究成果を基盤として設立された、武漢を拠点とする量子コンピューティング企業である。中性原子方式の量子ハードウェア開発に特化しており、光ピンセット技術を用いた原子のトラップと制御に強みを持つ。前世代機であるHanyuan-1を既に国内外の顧客に納入した実績があり、材料科学や地質探査、暗号開発などの実用的な産業応用をターゲットとしている。中国政府が推進する量子技術の自立化戦略において、中性原子方式のハードウェアスタックを独自に構築する重要な役割を担っている。