サイエンス
米国は月面原子力発電所の2030年稼働を掲げる
米国航空宇宙局(NASA)と米国エネルギー省(DOE)は、2030年までに月面で核分裂炉(原子炉)を稼働させるという、極めて野心的な計画を正式に始動させた。これは技術実証の枠を超える試みであり、人類が地球外で持続可能な文 […]
別名: Kilopower
KRUSTY(Kilopower Reactor Using Stirling Technology)は、NASAと米国エネルギー省(DOE)が共同開発した小型核分裂原子炉のプロトタイプである。高濃縮ウランを燃料とし、核分裂で生じた熱をヒートパイプでスターリングエンジンに伝え、ピストンの運動を通じて発電する仕組みを持つ。2018年に地上での全出力運転試験に成功し、安全性と自律的な制御能力が証明された。この技術は、将来の月面基地用電源である「核分裂表面電力システム」の重要な技術的基盤となっている。