
サイエンス
孔雀の羽はレーザービームを放射できることが判明
自然界が生み出す色彩の妙は、しばしば我々の想像を絶する。中でもインドクジャク(Pavo cristatus)の雄が広げる尾羽の壮麗な「眼状紋(眼斑)」は、その構造色の極致として知られてきた。しかし、その輝きの奥深くに、驚 […]
別名: Rhodamine 6G, R6G
ローダミン6G(Rhodamine 6G)は、鮮やかな赤色から橙色の粉末状の有機化合物で、非常に高い蛍光量子収率を持つキサンテン系染料の一種である。水やアルコールによく溶け、特定の波長の光(主に緑色)を吸収して強い蛍光を発する。その優れた光安定性と効率の良さから、色素レーザーの媒質として長年標準的に使用されてきたほか、細胞の染色や蛍光顕微鏡を用いたバイオイメージング、水流の追跡調査など、幅広い科学研究分野で利用されている。今回の研究では、孔雀の羽の微細構造にこの染料を浸透させることで、羽自体をレーザー発振器として機能させるための「レーザー媒質」の役割を果たした。