サイエンス
質量を捨てた光の重力計。アインシュタインの「等価原理」を出し抜くソリッドステート・センサーの誕生
オーストラリアのウーロンゴン大学の研究チームが、質量を持たない光の伝播速度の微細な変化を利用し、重力を測定するソリッドステート・センサーを開発した。これは「等価原理」の制約を克服し、航空機や潜水艦などの移動プラットフォーム上でも高精度な重力測定を可能にする画期的な技術だ。
光ファイバー内を伝播する光が重力の影響で受ける時間遅延を測定する次世代の重力計。物理的な可動部品(おもり)を持たないため、振動や加速度といった慣性力の影響を根本から排除できる構造的優位性を持ち、航空機や潜水艦への搭載が期待されている。