
サイエンス
量子シミュレータで「弦が切れる瞬間」を観測 クォーク閉じ込めに新たな手掛かり
デューク大らの国際研究チームが13個の捕捉イオンを用い、1次元ゲージ理論における弦切断の時空間発展を量子シミュレータ上で観測した。真空全体から対生成が起きるシュウィンガー機構とは異なり、弦の端点から粒子対が誘起される新たな切断経路の実態を解明している。
別名: Quantum Simulator, 量子シミュレータ
古典的なコンピュータでは計算が困難な複雑な量子多体系の振る舞いを、レーザーでトラップした極低温原子などの制御しやすい量子系を用いて物理的に再現し、直接観測する技術。リチャード・ファインマンによって提唱された概念。

デューク大らの国際研究チームが13個の捕捉イオンを用い、1次元ゲージ理論における弦切断の時空間発展を量子シミュレータ上で観測した。真空全体から対生成が起きるシュウィンガー機構とは異なり、弦の端点から粒子対が誘起される新たな切断経路の実態を解明している。

エネルギー損失ゼロで電気を運ぶことができる「超伝導」。この現象がもし常温(室温)で実現すれば、電力網の革命からリニアモーターカー、量子コンピュータの実用化に至るまで、現代文明を根底から覆す技術的特異点となる。しかし、長年 […]