
サイエンス
原子の「揺らぎ」が拓くハイパーエンタングルメントの世界
量子技術の発展は、精密な原子操作に大きく依存する。しかし、その道を阻む長年の課題があった。それは、原子が持つ自然な「揺らぎ」、つまり熱運動である。この厄介なノイズは、量子情報の制御を著しく困難にしてきた。しかし、この度、 […]
別名: Hyperentanglement
ハイパーエンタングルメントは、2つ以上の粒子が、例えば「運動状態」と「電子状態(スピン)」など、複数の独立した特性において同時に相関(量子もつれ)を持っている高度な量子状態を指す。従来の単一特性のエンタングルメントよりも多くの情報を1つの粒子対に符号化できるため、量子通信の容量拡大や量子計算の効率化、高精度な量子測定の実現において極めて重要なリソースとなる。