
テクノロジー
SMS認証が「詐欺の主要原因」に:MicrosoftがSMSコード廃止とパスキー移行を決断した理由
Microsoftは、SMS認証がSIMスワップ詐欺の主要な発生源となっている現状を受け、個人向けMicrosoftアカウントにおけるSMS二段階認証を段階的に廃止し、より安全なパスキーへの移行を進めている。パスキーはデバイス内で秘密鍵を生成・保存するため傍受のリスクがなく、フィッシング詐欺にも強い一方、VM環境での利用やデバイス紛失時の回復経路など、一部課題も残されている。
別名: SIMスワッピング, SIM swapping
SIMスワップ攻撃は、攻撃者がソーシャルエンジニアリングなどの手法を用いて携帯キャリアのサポート窓口を欺き、標的の電話番号を攻撃者が用意した新しいSIMカードに紐付け直させる攻撃です。これが成功すると、標的宛ての通話やSMSがすべて攻撃者のデバイスに届くようになります。その結果、SMSを用いた二段階認証(2FA)を突破され、銀行口座やSNSアカウントなどが乗っ取られる深刻な被害が発生しています。近年、この手法による被害額と件数は世界的に急増しています。