テクノロジー
UFS 5.0正式発表へ。最大10.8GB/sでスマホAI時代を拓く次世代ストレージの全貌
半導体技術の標準化団体JEDECは2025年10月7日、次世代内蔵フラッシュストレージ規格「Universal Flash Storage (UFS) 5.0」の策定作業が最終段階にあることを公式に発表した。現行のUFS […]
別名: UFS 5.0, Universal Flash Storage 5.0
Universal Flash Storage (UFS) 5.0は、半導体技術の標準化団体JEDECによって策定されている次世代のモバイルデバイス向けストレージ規格である。現行のUFS 4.0と比較して約2倍、最大10.8GB/sという圧倒的なシーケンシャルリード性能を目標としており、これはデスクトップPC向けのPCIe Gen4 SSDに匹敵する速度である。この高速化の背景には、スマートフォン上で大規模言語モデル(LLM)などを動かす「オンデバイスAI」の普及があり、巨大なモデルデータをメモリへ瞬時に展開するためのボトルネック解消を主眼に置いている。物理層にはMIPI M-PHY v6.0を採用し、1レーンあたりHS-G6モードで高速伝送を行う。また、信号の安定性を高めるリンクイコライゼーションや、セキュリティを強化するインラインハッシュなどの新技術も導入される。スマートフォンのみならず、車載システムや携帯ゲーム機など、高度なリアルタイム処理が求められるエッジデバイスへの応用が期待されている。