Stability AIは、6月12日にStable Diffusion 3 Mediumをリリースすることを発表した。
Copilot+ PCでも動作可能なコンパクトサイズ
現在開催中のComputexにて、Stability AIのCEO兼CTOであるChristian Laforte氏はAMDの基調講演の席でこの発表を行った。
先日発表されたStable Diffusion 3(SD3)のフルバージョンは80億パラメータを持つが、新たなStable Diffusion 3 Mediumは遥かに小さな20億パラメータとコンパクトなサイズとなっており、AMDが同時に発表した「Ryzen AI 300」などを搭載したAIノートPC(Copilot+ PC)でもローカルに動作させる事が可能となる。
Stable Diffusion 3は、以前のモデルが苦手としていた分野を改善するために特別に設計されており、特に手や顔の写実性が向上し、タイポグラフィの描写が適切になっている。
特にタイポグラフィの改善は顕著で、大型の最新モデルよりも優れているという。SD3はまだ完璧ではないが、Laforte氏によれば、以前のStable Diffusionモデルよりは大きく改善されているという。
SD3は特定の用途のために小さなデータセットで微調整することができるため、個人ユーザーのみならず企業向けとしても適している。小さなデータセットからでも、ニュアンスに富んだ詳細を拾い上げられるように設計されている。
SD3は“Weights List”からリリース通知にサインアップすることが可能だ。
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