サイエンス
石炭廃棄物から半導体原料を90%回収:中国が「ゴミの山」を重要鉱物の新供給源に変える戦略
中国は、半導体やEVに不可欠なガリウム・ゲルマニウムなどの重要金属の供給源として、石炭燃焼後のフライアッシュや炭鉱廃石に着目している。既存の石炭インフラを転用し、採掘コストゼロで高効率に金属を回収する実証が進んでおり、対米輸出規制の文脈で中国のサプライチェーンを強化する可能性を秘めている。
別名: China Energy Investment Corporation, China Energy
2017年に神華集団と中国国電集団が合併して誕生した、世界最大級のエネルギー企業。石炭採掘、火力発電、風力発電、石炭化学など多岐にわたる事業を展開している。石炭火力発電の圧倒的な設備容量を背景に、燃焼後のフライアッシュからゲルマニウムなどの重要鉱物を高効率で回収する技術の実証実験を主導しており、エネルギー供給と資源確保の両面で中国の国家戦略を支える中核企業である。