サイエンス
銅線を置き換える「炭素の血管」。強度は5倍、重量は半分になる新世代ケーブルの正体
スペインの研究チームは、二重壁カーボンナノチューブ繊維の間質空間に気相法でテトラクロロアルミン酸イオンを挿入することで、ナノチューブの構造を破壊せずに電子を供給する新技術を開発した。これにより、銅の約8倍の比導電率を持つ軽量かつ高強度な導電性素材が実現し、次世代モビリティやエネルギーインフラの軽量化に貢献する可能性を示した。
別名: IMDEA材料研究所
スペインのマドリード州政府によって設立された、材料科学および材料工学の分野で世界をリードする研究機関。持続可能な輸送、エネルギー、ヘルスケアなどの社会的課題を解決するための新材料開発を目的としている。本記事では、カーボンナノチューブ繊維の導電率を劇的に向上させる気相ドーピング技術の研究を主導した。