サイエンス
アイデアを形にするのに40年、三面ファスナー「Y-zipper」が空間建築の常識を覆す
MITの研究チームは、約40年前に考案された「三辺のファスナー」のアイデアを現代のデジタルファブリケーション技術で実現した「Y-zipper」を開発した。これは、柔軟な3本のストリップを特殊なスライダーで結合し、瞬時に強固な三角柱構造を形成することで、可変剛性のニーズに応える画期的な技術である。
MITのCSAIL研究チームが開発した、3本のストリップを結合して立体的な三角柱を形成するファスナー技術。専用ソフトウェアによる自動設計と3Dプリンターでの一体成形が可能で、未結合時と比較して剛性を約160倍に高めることができる。医療用ブレイス、ロボットのアクチュエータ、建築用テントの骨組みなど、柔軟性と強度の切り替えが必要な幅広い分野への応用が期待されている。