
サイエンス
中国、南シナ海に2030年完成目指し深海研究施設建設へ—メタンハイドレート研究と新エネルギー開発の転換点に
中国が南シナ海の水深約2,000メートルに大規模な深海研究施設の建設を開始した。2030年の完成を目指すこのプロジェクトは、冷水湧出生態系とメタンハイドレートの研究を主目的とし、一度に6人の科学者が最大30日間滞在可能な […]
別名: Cold Seep
冷水湧出(コールドシープ)とは、海底の地層からメタン、硫化水素、二酸化炭素などのガスや液体が、周囲の海水温度とほぼ変わらない温度で湧き出す現象を指します。熱水噴出孔とは異なり、温度が低いのが特徴です。これらの化学物質をエネルギー源とする化学合成細菌を基盤とした、管状虫や二枚貝などの独特な生物群集(冷水湧出生態系)が形成されます。深海における「オアシス」とも称され、メタンハイドレートの存在を示す指標や、地球化学的循環の研究において極めて重要な場所とされています。