
サイエンス
光ファイバーの速度を「空中」へ。徳島大が実証した112Gbps超高速テラヘルツ通信の全貌
徳島大学と岐阜大学を中心とする共同研究チームは、既存の電子回路の物理的限界を超え、光の波長操作によってテラヘルツ帯の超高周波無線通信を実現した。彼らは「ソリトンマイクロコム」と「UV直接結合」技術を組み合わせ、560GHz帯で112Gbpsの単一チャネル無線伝送に成功し、6Gインフラの変革に貢献する。
別名: THz通信, テラヘルツ波通信
テラヘルツ通信は、ミリ波よりもさらに高い周波数帯域である300GHzから3THz(テラヘルツ)を利用する無線通信技術である。5Gの次世代にあたる6Gネットワークの基幹技術として期待されており、光ファイバーに匹敵する毎秒100ギガビット(100Gbps)を超える超高速・大容量通信を可能にする。一方で、大気中の水蒸気による吸収減衰が激しく、長距離伝送や障害物の回避が技術的な課題となっている。