サイエンス
オーブンの熱にも耐え、5000年保存できる、Cerabyteが示す未来の「セラミックガラスストレージ」
沸騰した塩水で煮込まれ、ピザ用オーブンで焼かれてもデータは消失しない、そんな驚異的な耐久性を持ったデータストレージは夢のような話だが、ドイツのスタートアップCerabyteが開発中のストレージ技術は、まさにそれを現実のも […]
別名: Ceramic Nano Memory, セラミックナノメモリ
セラミックガラスストレージ(Ceramic Nano Memory)は、厚さ約100マイクロメートルの柔軟なガラス基板の両面に、厚さ10ナノメートル程度の特殊なセラミック層を形成した記録メディアです。フェムト秒レーザーを用いてセラミック層に微細な穴(ピット)を穿つことでデジタルデータを記録します。従来の磁気テープやHDDが数十年の寿命であるのに対し、この技術は化学的に安定した素材を使用するため、5000年以上の保存が可能とされています。書き込みにはDMD(デジタルミラーデバイス)を活用し、1パルスで大量のビットを並列処理することで高速化を実現。物理的な耐久性と経済性を両立した次世代のコールドストレージとして期待されています。