サイエンス
永遠に動き続ける「時間結晶」を現実の機械デバイスに接続することに世界初成功
フィンランド・アールト大学の研究チームは、極低温の超流動ヘリウム3中で生成した時間結晶と液面の巨視的な波を結合させることに成功した。これにより、外界から完全に隔離されなければ存在し得なかった時間結晶を、オプトメカニクスと同様の原理で外部と相互作用させ、その周波数を変調できることを実証した。この成果は、時間結晶の実用化に向けた大きな一歩であり、量子デバイス工学の新たな可能性を切り拓くものである。
別名: Magnon
磁性体や超流動体において、スピンの歳差運動が波として伝播する状態(スピン波)を粒子として扱ったもの。本研究では、超流動ヘリウム3内でマグノンがボース・アインシュタイン凝縮を起こすことで時間結晶が形成されている。