Pacific Fusion、80ナノ秒で440GWを放つ核融合パルサー試作機を検証
Pacific Fusionは核融合燃料を圧縮する電源モジュールの試作機を検証し、実証施設建設の節目となる約440GWのピーク出力を達成した。この成果は技術的な進捗を資金調達と連動させるマイルストーンとなり、次段階の実物大装置開発を加速させる。
別名: IFE, Inertial Fusion Energy, Inertial Confinement Fusion
慣性閉じ込め核融合(ICF)は、核融合反応を実現するための主要なアプローチの一つである。重水素と三重水素の混合物を含む微小な燃料ペレットに対し、レーザーや粒子ビームを極めて短時間かつ均一に照射することで、燃料を急激に圧縮(爆縮)し、超高温・超高圧のプラズマ状態を作り出す。燃料自体の慣性によってプラズマが四散するまでのわずかな時間に核融合反応を発生させるのが特徴である。米国国立点火施設(NIF)がこの方式の代表的な研究拠点であり、レーザーを用いた慣性核融合エネルギー(IFE)の研究が進められている。磁場を用いてプラズマを長時間閉じ込める「磁場閉じ込め方式」と比較して、装置の小型化やパルス運転による出力制御の可能性が検討されている。
Pacific Fusionは核融合燃料を圧縮する電源モジュールの試作機を検証し、実証施設建設の節目となる約440GWのピーク出力を達成した。この成果は技術的な進捗を資金調達と連動させるマイルストーンとなり、次段階の実物大装置開発を加速させる。
米国エネルギー省が、国家戦略として掲げる核融合技術の実用化に向けた「核融合科学技術ロードマップ」を発表した。これは、長年「未来のエネルギー」とされてきた核融合発電を、歴史上最も速いタイムラインで商業化するための包括的な計 […]
米国のローレンス・リバモア国立研究所 (LLNL)の国立点火施設 (NIF)が、レーザー核融合実験で8.6メガジュール(MJ)という驚異的なエネルギー出力を達成し、自己記録を大幅に更新したというニュースが報じられた。20 […]