
サイエンス
中国「夢想号」、地球最後のフロンティアへ ― マントル掘削は科学の福音か、地政学の新たな火種か
中国が建造した最新鋭の深海掘削船「夢想号(Meng Xiang)」が、ついにそのベールを脱いだ。その目標は、人類がいまだ到達したことのない地球の内部、地殻とマントルの境界「モホロビチッチ不連続面(モホ面)」を貫くこと。こ […]
別名: モホ面
1909年にアンドリア・モホロビチッチによって発見された、地球の地殻とマントルの境界。地震波の伝播速度が不連続に変化する領域であり、海洋部では海底から約5〜10km、大陸部では約30〜90kmの深さに位置する。この面を貫通してマントルの物質を直接採取することは、地球科学における長年の悲願となっている。