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Google MapがGeminiによるAI機能を統合し大きく変わる

Y Kobayashi

2024年11月1日

Google Mapが月間20億人以上のユーザーを抱える主力サービスに、待望のGemini AI機能を導入することを発表した。この大規模なアップデートは、Google Map、Waze、Google Earthの3つの主要マッピングサービスに及び、ユーザー体験を根本から変革するものだ。

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Google Mapの革新的なAI機能

会話型検索で場所探しが直感的に

新しいGoogle Mapsでは、Geminiを活用した会話型の検索機能が導入される。例えば「友人と夜に楽しめること」といった自然な言葉での問いかけに対して、スピーキージーやライブ音楽といった具体的な提案を、AIが状況に応じて最適化して提供する。

レビュー要約とインタラクティブなQ&A

各スポットのページには、Geminiによって生成された要約が追加される。さらに、「静かな雰囲気か?」「ドレスコードは?」といった具体的な質問にその場で回答する機能も実装される。これらの回答は実際のレビューや関連するウェブリンクに基づいて生成され、高い信頼性を確保している。

ナビゲーション機能の大幅強化

  • ルート上の観光スポットや飲食店を「add stops」ボタンで簡単に追加可能
  • 複雑な車線変更や分岐点を明確に表示する拡張ナビゲーション
  • 天候による道路状況(冠水、除雪未完了、視界不良など)のリアルタイム報告機能
  • 目的地付近の駐車場情報と歩行者ナビゲーションの連携
  • 拡張現実(AR)を活用した直感的な案内

イマーシブ ビューの大規模展開

没入型の3D表示機能「イマーシブ ビュー」が、ブリュッセル、京都、フランクフルトを含む世界150都市に拡大される。さらに、大学キャンパスなどの新しいカテゴリーが追加され、仮想ツアーの可能性が広がっている。

Wazeの進化:音声による直感的な報告機能

会話型インシデント報告

Wazeには、Geminiの自然言語処理能力を活用した会話型の報告機能が追加される。「前方で車が渋滞している」といった自然な発話での報告が可能となり、必要に応じてAIが追加情報を質問する。この機能は現在、信頼できるテスターによって試験運用されている。

スクールゾーン安全機能

地図編集者がスクールゾーンを容易に追加できる機能が実装され、ドライバーに対して学校付近での注意喚起を行う。この機能は2024年後半にiOSとAndroid向けにグローバルで展開予定である。

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Google Earthに追加されるAI分析機能

都市計画向けの高度な分析ツール

都市計画者向けに、Geminiを活用した複雑な地理空間分析機能が追加される。例えば「地理的面積に対してEV充電器が最も少ない5つの郵便番号地域を表示」といった複雑なクエリに対して、AIが自動で分析を行い、視覚化された結果を提供する。


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