Appleは、本日iOS 18.1のリリース候補版をリリースすると共に、来週正式版をリリースすることを明らかにした。この大型アップデートには、新しいApple Intelligence機能群や、AirPods Pro 2向けの革新的な聴覚健康機能が含まれている。
Apple Intelligence機能、ついに一般公開へ
iOS 18.1では、初のApple Intelligence機能群が導入される。この機能はiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Max、そして次期iPhone 16シリーズのみで利用可能となる。主な機能には以下が含まれる:
- 文章作成支援
- 通知のサマリー機能
- 写真アプリの新機能「Clean Up」
- メールやメッセージへのスマートリプライ
なお、WWDCで発表されたChatGPT統合による新Siri機能については、後日のアップデートで提供される予定である。
AirPods Pro 2、医療機器としての新機能を搭載
今回のアップデートで特筆すべきは、AirPods Pro 2に追加される臨床グレードの聴覚健康機能である。米国食品医薬品局(FDA)が9月に承認した本機能群には、以下が含まれる:
- 聴力検査機能
- 聴力補助機能(聴力検査結果に基づく音声強調)
- リアルタイムの騒音防護機能
特に、コンサートやライブ会場での使用時に、継続的に環境音をモニタリングし、大きな音の影響を軽減する機能は注目に値する。
iOS 18.1の対応機種
本アップデートは以下の機種で利用可能となる:
- iPhone SE(第2・第3世代)
- iPhone XR以降の全モデル
- iPhone 11シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 15シリーズ
ただし、前述のApple Intelligence機能は、iPhone 15 ProとPro Max、および将来のiPhone 16シリーズのみで利用可能である点に注意が必要だ。
その他の主要な改善点
iOS 18.1では、以下の重要な改善も実施される:
- コントロールセンターの機能強化
- iPhoneミラーリング機能の改善
- 通話録音および文字起こし機能の追加
- サードパーティー開発者向けのNFCチップ開放
iOS 18.1 RC主要な修正点
リリース候補(RC)版では、以下の重要な問題が修正されている:
- SwiftUIのシーン復元における不具合
- Spotlightでのアイコン表示の不一致
- RCSメッセージング関連の問題
- StoreKitの取引更新の問題
- Swift Chartsのビルド失敗の修正
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