
ローマン宇宙望遠鏡が打ち上げ成功、科学運用までの3カ月に残る関門
NASAのローマン宇宙望遠鏡が打ち上げと初期展開に成功した。科学運用までの3カ月に、観測装置の起動、焦点調整、日本を含む地上データ網の検証が続く。
別名: HWO, Habitable Worlds Observatory
habitableworldsobservatory.org2020年代の天文学・天体物理学の十年紀調査(Decadal Survey)で推奨された、NASAの将来的な大型宇宙望遠鏡計画。居住可能な地球型惑星を直接観測し、その大気中に生命の化学的痕跡(バイオシグネチャー)を探すことを主目的とする。ローマン宇宙望遠鏡のコロナグラフ技術がその実現に向けた重要なステップとなる。

NASAのローマン宇宙望遠鏡が打ち上げと初期展開に成功した。科学運用までの3カ月に、観測装置の起動、焦点調整、日本を含む地上データ網の検証が続く。

夜空の観測機器は進化しているはずなのに、宇宙の大半を占めるダークマターやダークエネルギー、さらに恒星のまぶしさに埋もれた系外惑星の姿は、なお断片的にしか見えていない。深く見る望遠鏡はあっても、広く速く撮る装置は別問題だったからだ。NASAが完成を発表したNancy Grace Roman Space Telescopeは、この詰まりを別の方向から崩しにきた。主鏡はHubble Space Telescopeと同じ2.4メートル級のまま、視野は少なくとも100倍、年間データ量は500テラバイト級に達する見込みで、宇宙の"広域統計"を一気に取りにいく観測所になる。 ([nasa.gov](https://www.nasa.gov/missions/roman-space-telescope/nasa-completes-nancy-grace-roman-space-telescope-construction/?utm_source=openai))

NASAは居住可能な惑星を探すための望遠鏡を建設する計画を立てている。「Habitable Worlds Observatory(HWO)」と名付けられたこのプロジェクトは、少なくとも10年先の計画であるが、NASAは必 […]