
ローマン宇宙望遠鏡が打ち上げ成功、科学運用までの3カ月に残る関門
NASAのローマン宇宙望遠鏡が打ち上げと初期展開に成功した。科学運用までの3カ月に、観測装置の起動、焦点調整、日本を含む地上データ網の検証が続く。
別名: CGI, コロナグラフ装置, Coronagraph Instrument
ローマン宇宙望遠鏡に搭載される高度な技術実証装置。恒星の強力な光を1億分の1以下のコントラストで遮断することで、その近傍にある暗い系外惑星や恒星周囲の円盤を直接撮像・分光する。形状可変ミラーや電子増倍CCDを組み合わせた波面制御技術を宇宙で初めて実証し、将来の地球型惑星探査へ繋げる役割を持つ。

NASAのローマン宇宙望遠鏡が打ち上げと初期展開に成功した。科学運用までの3カ月に、観測装置の起動、焦点調整、日本を含む地上データ網の検証が続く。

ハッブル級の鏡で広い空を反復観測するローマン望遠鏡の光学系、惑星探索、暗黒エネルギー測定、将来の直接撮像への技術的な波及と限界まで解説する。

夜空の観測機器は進化しているはずなのに、宇宙の大半を占めるダークマターやダークエネルギー、さらに恒星のまぶしさに埋もれた系外惑星の姿は、なお断片的にしか見えていない。深く見る望遠鏡はあっても、広く速く撮る装置は別問題だったからだ。NASAが完成を発表したNancy Grace Roman Space Telescopeは、この詰まりを別の方向から崩しにきた。主鏡はHubble Space Telescopeと同じ2.4メートル級のまま、視野は少なくとも100倍、年間データ量は500テラバイト級に達する見込みで、宇宙の"広域統計"を一気に取りにいく観測所になる。 ([nasa.gov](https://www.nasa.gov/missions/roman-space-telescope/nasa-completes-nancy-grace-roman-space-telescope-construction/?utm_source=openai))