
サイエンス
1,100発のプラズマ実験が示した核融合商用化への4つの道筋
英国の球状トカマクMAST Upgradeが、核融合炉の壁を損傷するELM不安定性を4種の独立手法で同時に抑制し、史上最高プラズマ圧力を記録した。2040年稼働を目指す英国原型炉STEPの設計に直結する成果だが、ITER規模への外挿は未検証だ。
別名: Mega Amp Spherical Tokamak Upgrade
MAST Upgradeは、英国のカラム核融合エネルギーセンターに設置された世界最先端の核融合実験装置である。一般的なドーナツ型のトカマク装置よりも中心の穴が小さい「球状トカマク」という形状を採用しており、より低い磁場で効率的にプラズマを閉じ込められる特性を持つ。将来の商業炉「STEP」の科学的基盤を確立するため、プラズマの不安定性制御や、革新的な熱排気システムであるスーパーXダイバータの検証など、核融合実用化に向けた重要な実験を行っている。

英国の球状トカマクMAST Upgradeが、核融合炉の壁を損傷するELM不安定性を4種の独立手法で同時に抑制し、史上最高プラズマ圧力を記録した。2040年稼働を目指す英国原型炉STEPの設計に直結する成果だが、ITER規模への外挿は未検証だ。

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