テクノロジー
DRAMとNANDの融合を目指す「ULTRARAM」が量産化へ:夢の量子メモリは「死の谷」を越えられるか
DRAMの速度、NANDの不揮発性、そして極めて低い消費電力。この3つを兼ね備える「ユニバーサルメモリ」は、コンピュータアーキテクチャにおける長年の悲願であった。英国のQuinas TechnologyとIQE plcが […]
別名: ウルトララム
ULTRARAMは、英国のランカスター大学での研究を基に開発された革新的なユニバーサルメモリ技術である。化合物半導体のナノ構造における「共鳴トンネリング」という量子力学的現象を利用し、極めて低い消費電力(1ビットあたり1フェムトジュール未満)で動作しながら、1,000年以上のデータ保持期間と1,000万回以上の書き換え耐久性を実現する。DRAMのような高速な読み書き性能と、NANDフラッシュのような不揮発性を一つのデバイスで両立させることを目指しており、現代のコンピュータアーキテクチャにおけるメモリとストレージの間の性能ボトルネックを解消する可能性を秘めている。