
サイエンス
EVの常識が変わる。6分で85%充電を可能にした「界面触媒」の衝撃
電気自動車の急速充電における課題は、バッテリー内部での激しい摩擦と破壊、特にシリコン負極の体積変化による保護膜の損傷が寿命を縮めることである。アデレード大学の研究チームは、電解液全体ではなく電極表面に硫黄欠陥を持つ二硫化モリブデン触媒を導入し、陰イオンを局所的に引き寄せることで、強固な保護膜形成と高速なイオン輸送を両立する新技術を開発した。この界面触媒は、物理法則の壁を回避し、既存液体系バッテリーの性能を向上させる新たな設計思想を提示するものである。
