
サイエンス
デンドライトは消さずに向きだけ変える。SLACが実現した全固体電池の短絡ゼロ設計
SLAC国立加速器研究所とスタンフォード大学が、形状記憶合金のリングで固体電解質を170℃で二軸圧縮し、リチウムデンドライトの成長方向を電極へ向かう縦から横へ逸らした。前例のない密度の枝が生えても数千回の充放電で短絡しなかったとNatureに報告している。
別名: MPI-SusMat
ドイツの公的研究機関。本記事では持続可能材料研究所(MPI-SusMat)のYuwei Zhang博士らのチームが、全固体電池におけるデンドライトの破壊メカニズムを解明した。

SLAC国立加速器研究所とスタンフォード大学が、形状記憶合金のリングで固体電解質を170℃で二軸圧縮し、リチウムデンドライトの成長方向を電極へ向かう縦から横へ逸らした。前例のない密度の枝が生えても数千回の充放電で短絡しなかったとNatureに報告している。

全固体電池の実用化を阻む、柔らかいリチウムが硬いセラミック電解質を突き破る現象の謎が解明された。極低温電子顕微鏡による観察と力学モデリングから、デンドライト内部に発生する巨大な静水圧応力が水圧カッターのようにセラミックを物理的に破壊するメカニズムが明らかになった。

世界中で毎年何百万もの科学論文が発表されている。科学、技術、工学、数学、医学分野のこれらの論文は、平凡なものから画期的なものまで、様々な発見を提示している。 1900年以来、発表される科学論文の数は10年から15年ごとに […]