
AIデータセンター需要でHDD部材が増産へ、レゾナックは記録メディアを31%拡張
AI向けニアラインHDDの大容量化を受け、レゾナックなど日本の部材各社が増産へ動いた。全体台数が減る中でも、記録メディアやヘッド、ガラス基板への投資が拡大する。
Seagate Technologyは1979年に米国で設立された、ハードディスクドライブ(HDD)を中心とするデータストレージ機器メーカーである。本社はカリフォルニア州クパチーノに置かれ、NASDAQ市場に上場している。創業以来、コンピュータ用記憶装置の開発・製造で世界最大級の地位を占め、企業向けエンタープライズストレージから個人向け外付けドライブまで幅広い製品群を展開する。
Seagateはコンピュータストレージ業界向けの記憶装置を専門とする企業であり、業界分類上は「computer storage media」に位置づけられる。子会社にはハードディスクメーカーのMaxtorや、Seagate (United Kingdom) などがあり、これらの買収・統合を通じて事業基盤を拡大してきた。公開会社としてNASDAQに株式を上場し、グローバルにHDD、SSD、エンタープライズ向けストレージシステムを供給している。
Seagate Technologyは1979年1月、アラン・シュガートらによってカリフォルニア州で創業された。創業当初からパーソナルコンピュータ向けのハードディスクドライブ需要の拡大とともに成長し、以降、業界の統合が進む中でMaxtorなど競合メーカーの買収を経て事業規模を拡大してきた。長年にわたり、Western Digitalとともにハードディスクドライブ市場の主要な二社体制を形成し、データセンター向けエンタープライズストレージ、コンシューマー向け外付けドライブ、ネットワークストレージ用途まで幅広い製品ラインを展開している。
Seagateは、SSDの普及によりコンシューマー向けHDD需要が縮小する一方で、データセンターやクラウドインフラを支えるバックエンドストレージ市場において重要な地位を保っている。同社はHAMR(熱アシスト磁気記録)技術の開発を長年進めており、プラッタ単位での記録密度向上を通じて、従来のHDDでは実現できなかった大容量化を追求してきた。AI(人工知能)技術の普及に伴うデータ量の急増は、こうした大容量・高密度ストレージ技術の重要性を一層高めている。
2026年4月には、Seagateが20年来開発を進めてきたHAMR技術を搭載した容量30TBのHDDを一般販売開始したことが明らかになった。同時期にはHAMR技術によりプラッタあたり6.9TBの記録密度を実証し、将来的に50TBを超えるHDDの実現に向けた道筋を示したことも報じられている。
2026年6月には、Seagateが実施した大規模調査により、AI導入の進展に伴い企業が必要とするデータストレージ容量が今後3年で2倍以上に増加する見通しであることが明らかになった。特にクラウドストレージ需要の拡大が指摘されている。同時期には、ハイパースケーラーによる長期供給契約がストレージ市場を占有し、個人ユーザーや中小企業向けのHDDやNANDフラッシュの価格が高騰し在庫不足に陥っている状況も報告されており、AI投資に伴うデータセンター拡張がストレージ市場全体の構造を大きく変えつつある実態が浮かび上がっている。こうした需給ギャップは2027年から2028年まで続く見通しとされている。
また、競合のWestern Digitalが業界初とされる耐量子暗号(PQC)対応のエンタープライズHDDを発表するなど、ストレージ業界全体でセキュリティやデータ保護技術の高度化が進む中、Seagateも大容量化と信頼性向上を軸とした技術開発を継続している。クラウドストレージ事業者Backblazeが公表した2025年通年のHDD故障率統計では、大容量ドライブの信頼性向上が指摘されており、Seagate製品を含むエンタープライズ向けHDDの品質動向を評価する材料となっている。

AI向けニアラインHDDの大容量化を受け、レゾナックなど日本の部材各社が増産へ動いた。全体台数が減る中でも、記録メディアやヘッド、ガラス基板への投資が拡大する。

Western Digitalは、業界初の耐量子暗号(PQC)対応エンタープライズHDD「Ultrastar DC HC6100 UltraSMR」を発表した。本製品はデータ自体の暗号化ではなく、セキュアブートやファームウェア署名といったデバイスレベルの信頼チェーンを保護し、次世代規格「ML-DSA-87」と「RSA-3072」のハイブリッド・デュアル署名を採用することで、既存システムへの透過的な導入を可能にする。これにより、量子コンピュータによる将来的な暗号解読の脅威から、長期稼働するストレージデバイスの物理的な信頼性を確保することを目指している。

2026年、個人ユーザーや中小企業はHDDやNANDフラッシュの価格高騰と在庫不足に直面しており、ハイパースケーラーによる数年先の長期供給契約が市場を占有している。この状況はAI投資サイクルに伴うデータセンター拡張計画が背景にあり、ストレージ市場は棚売りから受注生産へと転換し、需給ギャップは2027〜2028年まで続く見込みである。

クラウドストレージサービスのBackblazeが、2025年通年のハードディスクドライブ(HDD)故障率統計を発表した。運用中のドライブ総数は34万台を超え、その膨大なデータセットは、エンタープライズストレージの信頼性を […]

SSD(ソリッドステートドライブ)の普及により、コンシューマー市場におけるHDD(ハードディスクドライブ)の存在感は薄れつつあるように見えるかもしれない。しかし、世界のデータインフラを支えるバックエンドでは、HDDメーカ […]

Synologyが、最新のシステムソフトウェア「DiskStation Manager (DSM) 7.3」のリリースに伴い、2025年モデルのNAS(Network Attached Storage)におけるサードパー […]

AI(人工知能)技術の爆発的な進化は、社会のあらゆる側面に変革をもたらしつつある。しかし、その裏側で、この新たな技術パラダイムはこれまでになかった規模で「データ飢餓」を引き起こしている。膨大な量のデータを学習し、推論する […]

ストレージメーカーのSeagateが実施した大規模調査で、AI(人工知能)の導入拡大に伴い、企業の必要とするデータストレージ容量が今後3年で2倍以上に増加する見通しであることが明らかになった。特にクラウドストレージの需要 […]

世界最大の半導体ファウンドリーである台湾のTSMCが、米国の対中輸出規制を回避して中国のHuawei Technologiesに半導体を供給した疑いで、米商務省の調査対象となっていることが明らかになった。この調査結果次第 […]

Seagateが最近出荷を始めた「Mozaic 3+」HDDプラットフォームは、HDDにとっておよそ10年ぶりに登場した大きな新技術である「熱アシスト磁気記録方式(Heat Assisted Magnetic Recor […]

TrendForceによると、ストレージ大手のSeagateが商業パートナーに対し、ハードディスク・ドライブ(HDD)製品群を直ちに値上げすることを通達する書簡を送付したことが報じられている。 HDDは第2四半期に最大1 […]

Seagateはこのほど、「Mozaic 3+」と呼ぶ新しいハードディスク・ドライブ・プラットフォームを発表した。Seagateによれば、このプラットフォームには、30TBハードディスク・ドライブの製造を可能にする技術の […]