
サイエンス
日本企業が撤退した北海油田、次の主役は石油ではなく水素になるかもしれない
英ダラム大学の研究は、北海の枯渇油田が英国の2040年時点の想定年間需要の7年分に相当する3,659TWhの水素を貯蔵できると試算した。だが具体化しているCentricaのRough計画は10TWhにとどまり、理論値との差が実装の距離を映す。
別名: Green Hydrogen
太陽光や風力などの再生可能エネルギーから得られた電力を使用し、水を電気分解して製造される水素のこと。製造過程において二酸化炭素(CO2)を一切排出しないため、脱炭素社会におけるクリーンなエネルギー源として期待されている。化石燃料から作られるグレー水素や、排出CO2を回収するブルー水素と比較して、最も環境負荷が低いとされる。

英ダラム大学の研究は、北海の枯渇油田が英国の2040年時点の想定年間需要の7年分に相当する3,659TWhの水素を貯蔵できると試算した。だが具体化しているCentricaのRough計画は10TWhにとどまり、理論値との差が実装の距離を映す。

東北大学などの研究チームは、超臨界水熱合成とプッシュコート法を組み合わせ、酸化ニッケルのナノ結晶からなる光カソードの新たな製造プロセスを確立した。真空装置を使わず環境負荷を抑えながら、光電流変換効率を従来比で約3倍に向上させることに成功した。

バッテリー電気自動車(BEV)が徐々に市場を広げている現代において、ドイツの巨人BMW Groupが次なる一手を明確に示した。同社は2025年9月、長年のパートナーであるトヨタ自動車との共同開発による第3世代の水素燃料電 […]