
サイエンス
東京科学大、レアアースも磁石も不要な「強誘電モーター」の駆動実証に世界初成功
現代社会はモーターによって駆動している。電気自動車(EV)、家電製品、産業用ロボットから、スマートフォンの中で振動を生み出す極小の部品に至るまで、我々の生活は電気エネルギーを物理的な運動エネルギーに変換する装置に完全に依 […]
別名: Ferroelectric nematic liquid crystals
強誘電ネマチック液晶は、2017年に発見された比較的新しい物質状態で、液体の流動性を持ちながら、分子の向きが揃い、かつ巨大な自発分極(強誘電性)を示す特性を持つ。従来の強誘電体はセラミックスなどの固形物が一般的だったが、この材料は「サラサラの液体」であることが特徴である。比誘電率が10,000を超えるなど、通常の絶縁体より桁違いに高い分極性能を持ち、これを利用することでMaxwell応力の横方向成分(TEF)を実用レベルまで増幅することが可能となった。強誘電モーターの媒体として不可欠な「奇跡の流体」とされる。