
サイエンス
100年来の物理法則を破る「一方通行の熱放射」:次世代デバイスが拓く排熱ゼロの未来
大阪公立大学などのチームは、磁気光学材料と相変化材料を組み合わせ、熱の吸収と放射の割合を独立して制御する非相反熱放射デバイスを開発した。ほぼ垂直な角度での動作に加え、電力供給なしで状態を保持できる不揮発性を実現し、熱利用効率を劇的に高めた。
別名: University of Kyoto, 京都大学
京都大学は、日本のトップクラスの研究大学であり、自由な学風のもとで多くのノーベル賞受賞者を輩出している。近年では有人宇宙学研究センターを中心に、宇宙環境での木材利用など、持続可能な宇宙開発に向けた革新的な研究に取り組んでいる。住友林業と共同で世界初の木造人工衛星LingoSatを開発し、宇宙デブリ問題の解決に向けた新たなアプローチを提示した。

大阪公立大学などのチームは、磁気光学材料と相変化材料を組み合わせ、熱の吸収と放射の割合を独立して制御する非相反熱放射デバイスを開発した。ほぼ垂直な角度での動作に加え、電力供給なしで状態を保持できる不揮発性を実現し、熱利用効率を劇的に高めた。

宇宙デブリ(1957年以来打ち上げられたロケット段、衛星、その他の軌道上の物体の破片で構成される)は、増大する懸念となっている。ESA Space Debris Officeによると、低軌道上には直径10cm(3.9イン […]