
AV2 v1.0.0公開、次世代動画コーデックは「仕様待ち」から実装競争へ移った
次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。
VideoLANは、フランスの学生プロジェクトから始まった非営利団体であり、世界的に普及している「VLC media player」をはじめとするオープンソースのマルチメディアソリューションを開発・提供している。動画再生ソフトだけでなく、x264、x265、dav1dといった高効率なビデオエンコーダー・デコーダーライブラリの開発でも中心的な役割を果たしている。最新の動画規格であるAV2においても、高速デコーダー「dav2d」の開発を通じて、オープンな動画エコシステムの発展に寄与している。

次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。

VideoLANは次世代ビデオコーデックAV2に対応するオープンソースCPUデコーダ「dav2d」のソースコードを公開した。これは、AV2のドラフト仕様段階でハードウェアデコーダが普及するまでの過渡期を支えるため、C言語とアセンブリ言語を用いた徹底的な最適化により、広範なプラットフォームでの高速なソフトウェアデコードを目指すものだ。BSDライセンスを採用することで商用利用を促進し、AV2エコシステムの早期確立と普及を加速させる狙いがある。

GoogleのAndroid Video and Image Codecsチームの一員であるArif Dikici氏によって、VLCの開発チームによって作られた”libdav1d“として知られるA […]